B年 顕現後第3主日 特祷・聖書日課 (緑)

顕現後第3主日

限りなくいます全能の神、天においても地においても万物を支配しておられる主よ、
どうか慈しみをもって主の民の願いを聞き入れ、主による平安をこの時代にお与えください。
主イエス・キリストによってお願いいたします。アーメン

第1の朗読

エレミヤ書 3:21-4:2

裸の山々に声が聞こえる、イスラエルの子らの嘆き訴える声が。
彼らはその道を曲げ、主なる神を忘れたからだ。
「背信の子らよ、立ち帰れ。わたしは背いたお前たちをいやす。」
「我々はあなたのもとに参ります。あなたこそ我々の主なる神です。まことに、どの丘の祭りも、山々での騒ぎも偽りにすぎません。
まことに、我々の主なる神に、イスラエルの救いがあるのです。我々の若いときから、恥ずべきバアルが食い尽くしてきました。
先祖たちが労して得たものを、その羊、牛、息子、娘らを。我々は恥の中に横たわり、辱めに覆われています。
我々は主なる神に罪を犯しました。
我々も、先祖も若いときから今日に至るまで、主なる神の御声に聞き従いませんでした。」
「立ち帰れ、イスラエルよ」と主は言われる。
「わたしのもとに立ち帰れ。呪うべきものをわたしの前から捨て去れ。そうすれば、再び迷い出ることはない。」
もし、あなたが真実と公平と正義をもって「主は生きておられる」と誓うなら、諸国の民は、あなたを通して祝福を受け、あなたを誇りとする。


詩編 第130篇

1 主よ、深い淵からあなたに叫び‖ 嘆き祈るわたしの声を聞いてください
2 主よ、あなたが目を留められるなら‖ 主よ、だれがあなたの前に立ちえよう
3 しかし、あなたの赦しのために‖ 人はあなたを畏れかしこむ
4 わたしは主を待ち望む、わたしの魂は待ち望む‖ わたしはみ言葉に寄り頼む
5 夜回りが暁を待ち望むにもまして‖ わたしの魂は主を待ち望む
6 イスラエルよ、主に寄り頼め‖ 主は豊かな贖いに満ち、慈しみ深い
7 神は、すべての罪から‖ イスラエルを救われる

詩編 第33篇

1 正しい人よ、主にあって喜び歌え‖ 神をたたえることは心の正しい人の業
2 竪琴を奏でて主をたたえ‖ 琴の調べで神をほめよ
3 新しい歌を神にうたい‖ 琴の音に合わせて喜びの声を上げよ
4 主のみ言葉は正しく‖ そのみ業には偽りがない
5 神は正義と公平を愛し‖ 主の慈しみは地に満ちている
6 天は主のみ言葉によって造られ‖ 星座はその息によって据えられた
7 神は海の水をせき止め‖ 水は深い淵となる
8 世界は主の前におののき‖ 地上の民は主を畏れよ
9 神のみ言葉によってすべてが造られ‖ 神の仰せによってすべては成った
10 主は諸国の謀りごとをむなしくし‖ 諸国の民の企てをくじかれる
11 主の謀りごとはとこしえに‖ み心の思いは世々に及ぶ
12 主を神として頂く国‖ 神のものとして選ばれた民は幸せ
13 主は天から目を注ぎ‖ 人びとをすべてご覧になる
14  神はそのみ住まいから‖ 地に住むすべての人に目を注がれる
15 神は一人ひとりの心を造り‖ その業を見抜かれる
16 王は多くの軍勢によって救われるのではなく‖ 勇士も力によって助けられるのではない
17 馬は救いの力にならず‖ 大軍も人の助けには成らない
18 主の目は神を畏れる人の上に‖ 神の愛に希望を置く人の上に注がれる
19 神は彼らの魂を死から救い‖ 飢えから彼らを助けられる
20 わたしたちの魂は主を待ち望む‖ 神はわたしたちの盾、また救い
21 心は神のうちに喜び‖ 尊いみ名に寄り頼む
22 主よ、慈しみをわたしたちの上に‖ あなたに希望を置く者に与えてください


第2の朗読

コリントの信徒への手紙一 7:17-23

おのおの主から分け与えられた分に応じ、それぞれ神に召されたときの身分のままで歩みなさい。
これは、すべての教会でわたしが命じていることです。割礼を受けている者が召されたのなら、割礼の跡を無くそうとしてはいけません。
割礼を受けていない者が召されたのなら、割礼を受けようとしてはいけません。
割礼の有無は問題ではなく、大切なのは神の掟を守ることです。おのおの召されたときの身分にとどまっていなさい。
召されたときに奴隷であった人も、そのことを気にしてはいけません。自由の身になることができるとしても、むしろそのままでいなさい。
というのは、主によって召された奴隷は、主によって自由の身にされた者だからです。
同様に、主によって召された自由な身分の者は、キリストの奴隷なのです。
あなたがたは、身代金を払って買い取られたのです。人の奴隷となってはいけません。


福音書  

マルコによる福音書 1:14-20

ヨハネが捕らえられた後、イエスはガリラヤへ行き、神の福音を宣べ伝えて、「時は満ち、神の国は近づいた。悔い改めて福音を信じなさい」と言われた。
イエスは、ガリラヤ湖のほとりを歩いておられたとき、シモンとシモンの兄弟アンデレが湖で網を打っているのを御覧になった。彼らは漁師だった。
イエスは、「わたしについて来なさい。人間をとる漁師にしよう」と言われた。二人はすぐに網を捨てて従った。
また、少し進んで、ゼベダイの子ヤコブとその兄弟ヨハネが、舟の中で網の手入れをしているのを御覧になると、すぐに彼らをお呼びになった。
この二人も父ゼベダイを雇い人たちと一緒に舟に残して、イエスの後について行った。
 



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