A年 復活節第7主日(昇天後主日) 特祷・聖書日課 (白)

復活節第7主日(昇天後主日)特祷

み子イエス・キリストに永遠の勝利を与え、天のみ国に昇らせられた栄光の王なる神よ、どうかわたしたちをみなしごとせず、聖霊を降して強めてください。
そして救い主キリストが先立って行かれたところに昇らせてください。
父と聖霊とともに一体であって世々に生き支配しておられる主イエス・キリストによってお願いいたします。
アーメン

第1の朗読

使徒言行録 第1章8節から

あなたがたの上に聖霊が降ると、あなたがたは力を受ける。そして、エルサレムばかりでなく、ユダヤとサマリアの全土で、また、地の果てに至るまで、わたしの証人となる。」
こう話し終わると、イエスは彼らが見ているうちに天に上げられたが、雲に覆われて彼らの目から見えなくなった。
イエスが離れ去って行かれるとき、彼らは天を見つめていた。
すると、白い服を着た二人の人がそばに立って、言った。「ガリラヤの人たち、なぜ天を見上げて立っているのか。あなたがたから離れて天に上げられたイエスは、天に行かれるのをあなたがたが見たのと同じ有様で、またおいでになる。」
使徒たちは、「オリーブ畑」と呼ばれる山からエルサレムに戻って来た。
この山はエルサレムに近く、安息日にも歩くことが許される距離の所にある。
彼らは都に入ると、泊まっていた家の上の部屋に上がった。
それは、ペトロ、ヨハネ、ヤコブ、アンデレ、フィリポ、トマス、バルトロマイ、マタイ、アルファイの子ヤコブ、熱心党のシモン、ヤコブの子ユダであった。彼らは皆、婦人たちやイエスの母マリア、またイエスの兄弟たちと心を合わせて熱心に祈っていた。


詩編 47編

1 すべての民よ、手を打ち鳴らせ‖ 神に喜びの叫びを上げよ
2 いと高き神、主は畏るべき方‖ 世界を治める偉大な王
3 神は諸国をわたしたちにゆだね‖ 諸国の民をわたしたちの足の下に置かれた
4 神はわたしたちのために譲りの地を選ばれ‖ 愛するヤコブの誉れの地を与えられた
5 神は喜びの叫びのうちに‖ 主は角笛の響きとともに上られた
6 ほめ歌え、神を。ほめたたえて歌え‖ ほめ歌え、わたしたちの王を。ほめたたえて歌え
7 神は全知の王‖ ほめたたえて歌え
8 神は諸国を治め‖ 神は尊い座に着かれる
9 アブラハムの神の民とともに諸国の王は集まった‖ 地の君たちは神のもの、神はすべての人にあがめられる


第2の朗読

   使徒書はペトロの手紙1 第4章12節から

愛する人たち、あなたがたを試みるために身にふりかかる火のような試練を、何か思いがけないことが生じたかのように、驚き怪しんではなりません。
むしろ、キリストの苦しみにあずかればあずかるほど喜びなさい。
それは、キリストの栄光が現れるときにも、喜びに満ちあふれるためです。
あなたがたはキリストの名のために非難されるなら、幸いです。栄光の霊、すなわち神の霊が、あなたがたの上にとどまってくださるからです。
あなたがたのうちだれも、人殺し、泥棒、悪者、あるいは、他人に干渉する者として、苦しみを受けることがないようにしなさい。
しかし、キリスト者として苦しみを受けるのなら、決して恥じてはなりません。むしろ、キリスト者の名で呼ばれることで、神をあがめなさい。今こそ、神の家から裁きが始まる時です。
わたしたちがまず裁きを受けるのだとすれば、神の福音に従わない者たちの行く末は、いったい、どんなものになるだろうか。
「正しい人がやっと救われるのなら、不信心な人や罪深い人はどうなるのか」
と言われているとおりです。だから、神の御心によって苦しみを受ける人は、善い行いをし続けて、真実であられる創造主に自分の魂をゆだねなさい。


福音書  

ヨハネによる福音書第17章1節以下

イエスはこれらのことを話してから、天を仰いで言われた。
「父よ、時が来ました。あなたの子があなたの栄光を現すようになるために、子に栄光を与えてください。あなたは子にすべての人を支配する権能をお与えになりました。
そのために、子はあなたからゆだねられた人すべてに、永遠の命を与えることができるのです。
永遠の命とは、唯一のまことの神であられるあなたと、あなたのお遣わしになったイエス・キリストを知ることです。わたしは、行うようにとあなたが与えてくださった業を成し遂げて、地上であなたの栄光を現しました。
父よ、今、御前でわたしに栄光を与えてください。世界が造られる前に、わたしがみもとで持っていたあの栄光を。
世から選び出してわたしに与えてくださった人々に、わたしは御名を現しました。
彼らはあなたのものでしたが、あなたはわたしに与えてくださいました。
彼らは、御言葉を守りました。わたしに与えてくださったものはみな、あなたからのものであることを、今、彼らは知っています。
なぜなら、わたしはあなたから受けた言葉を彼らに伝え、彼らはそれを受け入れて、わたしがみもとから出て来たことを本当に知り、あなたがわたしをお遣わしになったことを信じたからです。
彼らのためにお願いします。世のためではなく、わたしに与えてくださった人々のためにお願いします。
彼らはあなたのものだからです。わたしのものはすべてあなたのもの、あなたのものはわたしのものです。
わたしは彼らによって栄光を受けました。
わたしは、もはや世にはいません。彼らは世に残りますが、わたしはみもとに参ります。聖なる父よ、わたしに与えてくださった御名によって彼らを守ってください。
わたしたちのように、彼らも一つとなるためです。
 



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