B年 聖霊降臨後第14主日(特定17)特祷・聖書日課

聖霊降臨後第14主日

慈しみ深い神よ、あなたはみ恵みを常にわたしたちに先立たせ、また伴わせてくださいます。
どうかこの恵みによって絶えずすべての良い業を行うことができますように、
主イエス・キリストによってお願いいたします。
アーメン

第1の朗読

申命記第4章1節から

イスラエルよ。今、わたしが教える掟と法を忠実に行いなさい。
そうすればあなたたちは命を得、あなたたちの先祖の神、主が与えられる土地に入って、それを得ることができるであろう。
あなたたちはわたしが命じる言葉に何一つ加えることも、減らすこともしてはならない。
わたしが命じるとおりにあなたたちの神、主の戒めを守りなさい。
あなたたちは、主がバアル・ペオルでなさったことをその目で見たではないか。
あなたの神、主はペオルのバアルに従った者をすべてあなたの間から滅ぼされたが、
あなたたちの神、主につき従ったあなたたちは皆、今日も生きている。
見よ、わたしがわたしの神、主から命じられたとおり、あなたたちに掟と法を教えたのは、
あなたたちがこれから入って行って得る土地でそれを行うためである。
あなたたちはそれを忠実に守りなさい。
そうすれば、諸国の民にあなたたちの知恵と良識が示され、彼らがこれらすべての掟を聞くとき、
「この大いなる国民は確かに知恵があり、賢明な民である」と言うであろう。
いつ呼び求めても、近くにおられる我々の神、主のような神を持つ大いなる国民がどこにあるだろうか。
またわたしが今日あなたたちに授けるこのすべての律法のように、正しい掟と法を持つ大いなる国民がどこにいるだろうか。
ただひたすら注意してあなた自身に十分気をつけ、目で見たことを忘れず、生涯心から離すことなく、子や孫たちにも語り伝えなさい。


詩編 15編 

一 主よ、どのような人があなたの幕屋に宿り‖ あなたの尊い山に住めるのですか
二 それは、とがなく歩み、正義を行い‖ 心からまことを語る人
三 言葉で人を傷つけず、その友に悪を行わず‖ 隣人を辱めない
四 神を捨てたものを戒め、神を畏れる人を尊ぶ‖ 悪いことはしないと誓って、それを変えることはない
五 金を貸して利をむさぼらず‖ 賄賂を取って罪のない人を苦しめない
六 このように振舞う人は‖ とこしえに揺らぐことはない


第2の朗読

エフェソの信徒への手紙 第6章10節から

最後に言う。主に依り頼み、その偉大な力によって強くなりなさい。
悪魔の策略に対抗して立つことができるように、神の武具を身に着けなさい。
わたしたちの戦いは、血肉を相手にするものではなく、支配と権威、暗闇の世界の支配者、天にいる悪の諸霊を相手にするものなのです。
だから、邪悪な日によく抵抗し、すべてを成し遂げて、しっかりと立つことができるように、神の武具を身に着けなさい。
立って、真理を帯として腰に締め、正義を胸当てとして着け、平和の福音を告げる準備を履物としなさい。
なおその上に、信仰を盾として取りなさい。
それによって、悪い者の放つ火の矢をことごとく消すことができるのです。
また、救いを兜としてかぶり、霊の剣、すなわち神の言葉を取りなさい。
どのような時にも、〝霊〟に助けられて祈り、願い求め、すべての聖なる者たちのために、絶えず目を覚まして根気よく祈り続けなさい。
また、わたしが適切な言葉を用いて話し、福音の神秘を大胆に示すことができるように、わたしのためにも祈ってください。
わたしはこの福音の使者として鎖につながれていますが、それでも、語るべきことは大胆に話せるように、祈ってください。


福音書 

マルコによる福音書 第7章1節から

ファリサイ派の人々と数人の律法学者たちが、エルサレムから来て、イエスのもとに集まった。
そして、イエスの弟子たちの中に汚れた手、つまり洗わない手で食事をする者がいるのを見た。
-ファリサイ派の人々をはじめユダヤ人は皆、昔の人の言い伝えを固く守って、念入りに手を洗ってからでないと食事をせず、
また、市場から帰ったときには、身を清めてからでないと食事をしない。
そのほか、杯、鉢、銅の器や寝台を洗うことなど、昔から受け継いで固く守っていることがたくさんある。―
そこで、ファリサイ派の人々と律法学者たちが尋ねた。
「なぜ、あなたの弟子たちは昔の人の言い伝えに従って歩まず、汚れた手で食事をするのですか。」
イエスは言われた。「イザヤは、あなたたちのような偽善者のことを見事に預言したものだ。彼はこう書いている。
『この民は口先ではわたしを敬うが、
その心はわたしから遠く離れている。
人間の戒めを教えとしておしえ、
むなしくわたしをあがめている。』
あなたたちは神の掟を捨てて、人間の言い伝えを固く守っている。」
それから、イエスは再び群衆を呼び寄せて言われた。
「皆、わたしの言うことを聞いて悟りなさい。外から人の体に入るもので人を汚すことができるものは何もなく、人の中から出て来るものが、人を汚すのである。」
中から、つまり人間の心から、悪い思いが出て来るからである。
みだらな行い、盗み、殺意、二二 姦淫、貪欲、悪意、詐欺、好色、ねたみ、悪口、傲慢、無分別など、二三 これらの悪はみな中から出て来て、人を汚すのである。」



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