B年 聖霊降臨後第9主日(特定12)特祷・聖書日課

聖霊降臨後第9主日

永遠にいます全能の神よ、あなたは常にわたしたちの祈りに先立って聞き、
わたしたちが願うよりも多く与えようとしておられます。
どうか豊かな恵みを注ぎ、わたしたちを赦して良心の恐れを除き、
あえて願いえない良いものを与えてください。
み子イエス・キリストのいさおととりなしによってお願いいたします。
アーメン

第1の朗読

列王記下第2章1節から

主が嵐を起こしてエリヤを天に上げられたときのことである。
エリヤはエリシャを連れてギルガルを出た。
エリヤはエリシャに、「主はわたしをベテルにまでお遣わしになるが、あなたはここにとどまっていなさい」と言った。
しかしエリシャは、「主は生きておられ、あなた御自身も生きておられます。わたしはあなたを離れません」と答えたので、二人はベテルに下って行った。
ベテルの預言者の仲間たちがエリシャのもとに出て来て、「主が今日、あなたの主人をあなたから取り去ろうとなさっているのを知っていますか」と問うと、
エリシャは、「わたしも知っています。黙っていてください」と答えた。
エリヤは、「エリシャよ、主はわたしをエリコへお遣わしになるが、あなたはここにとどまっていなさい」と言った。
しかしエリシャは、「主は生きておられ、あなた御自身も生きておられます。わたしはあなたを離れません」と答えたので、二人はエリコに来た。
エリコの預言者の仲間たちがエリシャに近づいて、「主が今日、あなたの主人をあなたから取り去ろうとなさっているのを知っていますか」と問うと、
エリシャは、「わたしも知っています。黙っていてください」と答えた。
エリヤはエリシャに、「主はわたしをヨルダンへお遣わしになるが、あなたはここにとどまっていなさい」と言った。
しかしエリシャは、「主は生きておられ、あなた御自身も生きておられます。わたしはあなたを離れません」と答えたので、彼らは二人で出かけて行った。
預言者の仲間五十人もついて行った。
彼らは、ヨルダンのほとりに立ち止まったエリヤとエリシャを前にして、遠く離れて立ち止まった。
エリヤが外套を脱いで丸め、それで水を打つと、水が左右に分かれたので、彼ら二人は乾いた土の上を渡って行った。
渡り終わると、エリヤはエリシャに言った。
「わたしがあなたのもとから取り去られる前に、あなたのために何をしようか。何なりと願いなさい。」
エリシャは、「あなたの霊の二つの分をわたしに受け継がせてください」と言った。
エリヤは言った。「あなたはむずかしい願いをする。わたしがあなたのもとから取り去られるのをあなたが見れば、願いはかなえられる。もし見なければ、願いはかなえられない。」
彼らが話しながら歩き続けていると、見よ、火の戦車が火の馬に引かれて現れ、二人の間を分けた。
エリヤは嵐の中を天に上って行った。
エリシャはこれを見て、「わが父よ、わが父よ、イスラエルの戦車よ、その騎兵よ」と叫んだが、もうエリヤは見えなかった。
エリシャは自分の衣をつかんで二つに引き裂いた。
エリヤの着ていた外套が落ちて来たので、彼はそれを拾い、ヨルダンの岸辺に引き返して立ち、落ちて来たエリヤの外套を取って、それで水を打ち、「エリヤの神、主はどこにおられますか」と言った。
エリシャが水を打つと、水は左右に分かれ、彼は渡ることができた。
エリコの預言者の仲間たちは目の前で彼を見て、「エリヤの霊がエリシャの上にとどまっている」と言い、彼を迎えに行って、その前で地にひれ伏した。


詩編 14編 

イスラエルがエジプトを出て‖ ヤコブの家が言葉の違う民から離れたとき
ユダは神の聖地となり‖ イスラエルは神の国土となった
海はこれを見て退き‖ ヨルダンはその流れを戻した
山は雄羊のように躍り上がり‖ 丘は小羊のように喜び躍った
海よ、どうして退くのか‖ ヨルダンよ、どうして流れを戻すのか
山よ、どうして雄羊のように躍り上がり‖ 丘よ、どうして小羊のように喜び躍るのか
地は神の前に‖ ヤコブの神の前におののけ
神は岩を流れに‖ 石を泉に変えられた


第2の朗読

使徒書 エフェソの信徒への手紙 第4章1節から

そこで、主に結ばれて囚人となっているわたしはあなたがたに勧めます。
神から招かれたのですから、その招きにふさわしく歩み、一切高ぶることなく、柔和で、寛容の心を持ちなさい。
愛をもって互いに忍耐し、平和のきずなで結ばれて、霊による一致を保つように努めなさい。
体は一つ、霊は一つです。
それは、あなたがたが、一つの希望にあずかるようにと招かれているのと同じです。
主は一人、信仰は一つ、洗礼は一つ、すべてのものの父である神は唯一であって、すべてのものの上にあり、すべてのものを通して働き、すべてのものの内におられます。
しかし、わたしたち一人一人に、キリストの賜物のはかりに従って、恵みが与えられています。
そして、ある人を使徒、ある人を預言者、ある人を福音宣教者、ある人を牧者、教師とされたのです。
こうして、聖なる者たちは奉仕の業に適した者とされ、キリストの体を造り上げてゆき、
ついには、わたしたちは皆、神の子に対する信仰と知識において一つのものとなり、
成熟した人間になり、キリストの満ちあふれる豊かさになるまで成長するのです。
こうして、わたしたちは、もはや未熟な者ではなくなり、人々を誤りに導こうとする悪賢い人間の、風のように変わりやすい教えに、
もてあそばれたり、引き回されたりすることなく、むしろ、愛に根ざして真理を語り、
あらゆる面で、頭であるキリストに向かって成長していきます。
キリストにより、体全体は、あらゆる節々が補い合うことによってしっかり組み合わされ、結び合わされて、
おのおのの部分は分に応じて働いて体を成長させ、自ら愛によって造り上げられてゆくのです。


福音書 

マルコによる福音書 第6章45節から

それからすぐ、イエスは弟子たちを強いて舟に乗せ、向こう岸のベトサイダへ先に行かせ、その間に御自分は群衆を解散させられた。
群衆と別れてから、祈るために山へ行かれた。
夕方になると、舟は湖の真ん中に出ていたが、イエスだけは陸地におられた。
ところが、逆風のために弟子たちが漕ぎ悩んでいるのを見て、夜が明けるころ、湖の上を歩いて弟子たちのところに行き、そばを通り過ぎようとされた。
弟子たちは、イエスが湖上を歩いておられるのを見て、幽霊だと思い、大声で叫んだ。
皆はイエスを見ておびえたのである。
しかし、イエスはすぐ彼らと話し始めて、「安心しなさい。わたしだ。恐れることはない」と言われた。
イエスが舟に乗り込まれると、風は静まり、弟子たちは心の中で非常に驚いた。
パンの出来事を理解せず、心が鈍くなっていたからである。



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