C年 降臨節第一主日

降臨節第一主日

全能の神よ、み子イエス・キリストはわたしたちを顧み、謙遜なみ姿でこの世に来られました。
どうかいま、闇の業を捨てて、光のよろいを着る恵みを与え、
終わりの日に生きている人と死んだ人を審くために栄光をもって再び来られるとき、
永遠の命によみがえらせてください。
父と聖霊とともに一体であって世々に生き支配しておられる主イエス・キリストによってお願いいたします。
アーメン

第1の朗読

ゼカリヤ書第一四章四節から

なお見ていると、
その日、主は御足をもって
 エルサレムの東にある
   オリーブ山の上に立たれる。
 オリーブ山は東と西に半分に裂け
 非常に大きな谷ができる。
 山の半分は北に退き、半分は南に退く。
あなたたちはわが山の谷を通って逃げよ。
 山あいの谷はアツァルにまで達している。
 ユダの王ウジヤの時代に
 地震を避けて逃れたように逃げるがよい。
 わが神なる主は、聖なる御使いたちと共に
 あなたのもとに来られる。
その日には、光がなく
 冷えて、凍てつくばかりである。
しかし、ただひとつの日が来る。
 その日は、主にのみ知られている。
 そのときは昼もなければ、夜もなく
 夕べになっても光がある。
その日、エルサレムから命の水が湧き出で
 半分は東の海へ、半分は西の海へ向かい
 夏も冬も流れ続ける。
主は地上をすべて治める王となられる。
 その日には、主は唯一の主となられ
 その御名は唯一の御名となる。


詩編 96編9節から13節 

9, 聖なる装いをもって主を拝め‖  世界よ、み前で畏れおののけ
10, すべての国に告げ知らせよ「主はすべての王‖ 大地の基は固められ、世界は堅く立って揺るがない、主は分け隔てなく民を審かれる
11, 天地は喜びに溢れ‖ 海とそこに満ちるものは叫びを上げる
12, 野とそこにあるものはどよめき‖ 森の木々は声を上げて、主のみ前で喜び歌う
13, 主は来られる、世界を審きに来られる‖ 正義とまことをもって、すべての民を審かれる


第2の朗読

テサロニケの信徒への手紙 一 第3章9節から

わたしたちは、神の御前で、あなたがたのことで喜びにあふれています。
この大きな喜びに対して、どのような感謝を神にささげたらよいでしょうか。
顔を合わせて、あなたがたの信仰に必要なものを補いたいと、夜も昼も切に祈っています。
どうか、わたしたちの父である神御自身とわたしたちの主イエスとが、わたしたちにそちらへ行く道を開いてくださいますように。
どうか、主があなたがたを、お互いの愛とすべての人への愛とで、
豊かに満ちあふれさせてくださいますように、わたしたちがあなたがたを愛しているように。
そして、わたしたちの主イエスが、御自身に属するすべての聖なる者たちと共に来られるとき、
あなたがたの心を強め、わたしたちの父である神の御前で、聖なる、非のうちどころのない者としてくださるように、
アーメン。


福音書 

ルカによる福音書 第21章25節から

「それから、太陽と月と星に徴が現れる。地上では海がどよめき荒れ狂うので、諸国の民は、なすすべを知らず、不安に陥る。
人々は、この世界に何が起こるのかとおびえ、恐ろしさのあまり気を失うだろう。
天体が揺り動かされるからである。
そのとき、人の子が大いなる力と栄光を帯びて雲に乗って来るのを、人々は見る。
このようなことが起こり始めたら、身を起こして頭を上げなさい。あなたがたの解放の時が近いからだ。」
それから、イエスはたとえを話された。
「いちじくの木や、ほかのすべての木を見なさい。葉が出始めると、それを見て、既に夏の近づいたことがおのずと分かる。
それと同じように、あなたがたは、これらのことが起こるのを見たら、神の国が近づいていると悟りなさい。」



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